施工事例 | ボンドブレーカー

2025.07.04

ボンドブレーカー

ボンドブレーカーを貼った目地

外壁補修やコーキング工事で使用される ボンドブレーカー は、コーキング材を「長持ちさせるための専用テープ」です。
本記事では、ボンドブレーカーの基礎知識と、なぜ施工に欠かせないのかを分かりやすく解説します。

ボンドブレーカーとは?

ボンドブレーカーは、コーキング材が貼り付いてほしくない面に使用するテープ状の資材です。
コーキング材が“正しい構造”で機能するために、目地の奥に貼り付けて使用します。

なぜ「2面接着」が必要なのか?

目地にボンドブレーカーを貼る様子

コーキング材は、本来 左右の外壁材(2面)だけに接着する状態が理想 です。

もし奥の面まで接着すると「3面接着」となり、揺れや温度変化で コーキング材が全方向から引っ張られてしまうため、早期劣化の原因 となります。

ボンドブレーカーが発揮する効果

・コーキングの伸縮性能を最大限発揮
・揺れ・振動によるひび割れ防止
・コーキングの耐久性向上
・施工後の剥離リスクを低減

外壁補修では小さな部材ですが、仕上がりと寿命を左右する非常に重要な存在です。

ボンドブレーカーが使えないケースもある?

目地幅が極端に狭い場合は、物理的にボンドブレーカーを貼れず、結果として 3面接着になることがあります。
その際は、可能な範囲でプライマーの塗布量調整・奥行き確保などで2面接着に近づける工夫 を行います。


 

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