2025.08.01
練馬区 外壁塗装|上塗りに使用する断熱塗料と遮熱塗料の違い
外壁塗装で使用する「断熱塗料」と「遮熱塗料」は、名前が似ているため違いが分かりにくいと思われがちです。
しかし、実際は仕組みや効果、適した季節が大きく異なります。
この記事では、上塗りに使用されるこの2種類の性能を分かりやすく整理し、塗料選びで後悔しないための判断ポイントを解説します。
断熱塗料とは?
断熱塗料は、太陽からの熱を塗膜内部にため込み、室内へ熱が伝わるスピードをゆるやかにする仕組みを持っています。
そのため、
・夏は外からの熱気を伝えにくくする
・冬は室内の暖かさを外へ逃がしにくくする
と、一年を通して快適性を高めやすい塗料です。
断熱性能により、冷暖房の効率が向上し、省エネ効果につながる点も特徴です。
遮熱塗料とは?
遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線を反射し、外壁や屋根自体の温度上昇を抑える機能を持っています。
特に夏場の直射日光による温度上昇を抑えるため、
・屋根・外壁の表面温度を下げる
・室内の温度上昇を軽減する
という効果が得られます。
ただし冬は、太陽熱まで反射してしまうため、室内が冷えやすくなる点には注意が必要です。
冬場に差が出る理由
断熱塗料と遮熱塗料の違いがより分かりやすくなるのが「冬場」です。
・断熱塗料 → 冬も暖かさを維持しやすい
・遮熱塗料 → 太陽熱を反射してしまい、室内が冷えやすい
「夏だけではなく、冬の快適さも優先したい」という方には断熱塗料が適しています。
耐久性とコストの違い
塗料を選ぶ際は、性能だけでなく耐久年数や価格帯も重要です。
| 種類 | 耐久年数の目安 | コスト感 |
|---|---|---|
| 断熱塗料 | 約15〜20年 | やや高め |
| 遮熱塗料 | 約10〜15年 | 比較的安価 |
断熱塗料は長持ちする分、初期費用は高め。
遮熱塗料は費用を抑えやすいものの、耐久性はやや短い傾向があります。
どちらの塗料が向いているか?
塗料選びで後悔しないためには、以下を考えることが大切です。
・冬場、室内が「寒い」と感じることが多い
・光熱費を少しでも節約したい
・できる限り塗り替え頻度を減らしたい
初期費用を抑えたい or 住まいの快適性を重視したい
ライフスタイルや住まいの環境により、最適な選択肢は変わります。
塗料の違いを理解したうえで選ぶことで、仕上がりの満足度も変わってきます。
住まいに合った塗料選びで快適性と耐久性が変わります
断熱塗料・遮熱塗料は、建物の構造や日当たり、暮らし方によって最適な選択が異なります。
“どちらの塗料が自分の家に向いているのか”は、実際に外壁の状態を見て判断するのが確実です。
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