施工事例 | 練馬区 外壁塗装|木部の下塗りとアク止め処理の重要性

2025.07.11

練馬区 外壁塗装|木部の下塗りとアク止め処理の重要性

練馬区 軒のアクの様子

東京都練馬区の現場にて、木部の塗装作業を行いました。
木材は、外壁材や付帯部材の中でも特に“下地処理の良し悪しで仕上がりと耐久性が大きく変わる”素材です。

今回は、木部塗装に欠かせない 「下塗り」=アク止め・吸い込み止めの工程 を中心に解説します。

木部塗装で最初に考えるべきは「アク」と「吸い込み」

木材は素材によって性質が大きく異なり、

・色素・樹液がにじみ出る「アク(黄ばみ・シミ)」
・塗料を吸い込んでムラが出る「吸い込み」
・表面の荒れ・毛羽立ち

などが起こりやすい特徴があります。

このため、金属や窯業サイディングよりも“下塗りの役割が重い”のが木部塗装の大きなポイントです。

木部用下塗り(アク止め)の役割とは?

木部の下塗り(シーラー・プライマー)は、主に次の作用があります。

① アク止め

木材内部の成分が浮き出て、「シミ」「変色」「ムラ」 になるのを防ぐ。

特に以下の素材で顕著です:

  • 合板(ベニヤ板)
  • 広葉樹(ナラ・オークなど)
  • 節の多い木材
    → 下塗りなしだと水性塗料でシミが出やすい素材。

② 吸い込み止め

木材は塗料を吸い込みやすく、下塗りなしだと…

  • 色が乗らない
  • 仕上がりがザラつく
  • 上塗りの耐久性が落ちる

といったトラブルが起こります。

下塗りをしっかり行うことで、
上塗りが均一に乗り、塗膜の厚みが確保できるようになります。

③ 密着性を高める

木材は密着が不安定なこともあるため、下塗りが“接着の役割”も担う 重要な工程です。
このようなアクを防ぐためには、「アク止めシーラー」や「アク止め塗料」の塗布が効果的です。

アク止め塗料はアクの発生を抑制するために開発されたもので、木部専用です。
※モルタルやコンクリートのようなセメント系素材から出る「アク」は性質が異なるため、防止効果はありません。

DIYの失敗例の多くは「下塗り不足」

木部のDIY塗装でよくあるミスとして、

✓下塗りを省いた
✓汎用シーラーを使った
✓1回塗りで終わらせた

というトラブルが挙げられます。

結果として…
「数日後にシミが出てきた」「仕上がりがムラになった」「すぐに剥がれた」

といった問題が起こりがちです。
木部は特に“正しい下塗り選び”が重要です。

練馬区・板橋区で木部塗装をご検討の方へ

練馬区・板橋区周辺で、木部のシミ・変色でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
建物の状態や素材に応じた適切な施工プランをご提案します。


 

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